ECLIPSE
2010年06月04日
ある程度大きなプログラムを作るには、それなりに支援ソフトが必要である。
開発環境Eclipseというのが有名である。
ぼくは20年以上前から変わらず、エディタで書いて実行するという繰り返しでプログラムを作ってきた。20年前でも、 SunOSではSunview上にデバッカーがあったが、ろくに使ったことない。 つまり、開発支援ツールについて無知である。
実は過去にも何度かEclipseを使ってみようと思ったことはあるのだが、よくわからなくてすぐに投げ捨ててしまっていた。
今回、自分の実力も顧みず、少し大きめなプログラムを作ってみようと思い立ち、再びEclipseにチャレンジしてみることにした。
ちゃんと日本語化もし、腰を落ち着けて勉強してみようと思う。
しかし、ubuntu10.04LTSで日本語化するにあたって、なかなかうまくいかなかったので、成功した手順を記録しておくことにする。
ubuntu10.04LTSに、packageで追加できるEclipse3.5をいれる。 日本語化する方法は、3通りくらいあるらしい。
- pleiadesを使う方法
- babelを使う方法
- NLpackを使う方法
いちばんオーソドックス(らしい)Pleiadesを使うことにする。
1.Eclipseのインストール
まずは、ubuntuにEclipseをapt-getでインストールする。
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/usr/lib/eclipseの下に、パッケージの大部分が導入されている。
2.Pleiadesのダウンロード
以下から、ダウンロードする。
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この画面の、「Pleiades本体のダウンロード」の項から、最新版を選んでダウンロードする。
ただ、接続なのかsourceforge側のキャッシュなのか、ダウンロードに失敗することがある。 本来、pleiades.zipは13MBほどのサイズがあるのだが、5、6MB位しかダウンロードできない。 そういうときは、仕方ないので、どっか別の場所(会社からとか)でダウンロードしてみる価値はある。
もしくは、1.3.1の安定版をダウンロードしてもよい。
また、windows用のAll in Oneから、必要なディレクトリだけを抜き出す手もある。
3.解凍と導入。
pleiadesはzipを解凍すると、複数のファイル・ディレクトリがカレントディレクトリにできるので、あらかじめディレクトリ内で解凍した方がよい。
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以下のコマンドで、2つのディレクトリをeclipseがインストールされたディレクトリにコピーする。
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最後に、/usr/lib/eclipse/eclipse.iniに、以下の一行を末尾に追記する。
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4.起動
eclipseを起動するには、通常、「アプリケーション」−「プログラミング」から「eclipse」を選ぶのだが。
最初は、コマンドラインから起動してみた方がいい。GUIから起動すると、エラーが出てもわからないからだ。
エラーが出て起動しないケースがある。原因不明がよくわからないのだが、ubuntuの場合sudoをつけて、root権限で一度起動するとちゃんと動く。最初の起動だけはrootで行い、一度動けばGUIからでも起動できる。
ちなみに、/usr/bin/eclipseは、シェルスクリプトであり、実行バイナリは/usr/lib/eclipse/eclipseである。
これで、導入は終了である。
さて、このツール、うまく使うことができるでしょうか。あとは明日以降。