ヘッドフォン端子
2010年10月09日
Element Caseは気に入っているのだが、車でiPodを聴くときに困る。
iPhoneのヘッドフォン端子からケーブルで、カーナビの外部入力端子に接続しているのだが、Element Caseのおかげでミニプラグを挿入できなくなった。
Caseの穴が、ぎりぎりの直径しか開いておらず、Apple純正ヘッドフォンのように、細いプラグでないと入らないのだ。
そんなスタイリッシュなプラグがついたオーディオケーブルはなく、コネクタ変換プラグのようなものでも対処できない。プラグを自作するにしても、パーツ屋さんにApple純正プラグを売っているわけでもない。
ここであきらめて、FMトランスミッターを買うとかいう選択肢もあったのだが、あえて変換プラグを自作することにした。
パーツは、iPhone3Gに付属していたApple純正ヘッドフォンのプラグを切り取り、メスプラグに接続する。
躊躇せず、ニッパーでパチリ。
出てきたケーブルの細さにびっくり。
Apple純正ヘッドフォンは、マイクもついて通話可能なので、単純な3極ステレオではない。プラグも4極になっている。
そしてケーブルは5本入っていた。
なんとなく、Ethernetのツイストペアケーブルのようなものを想像していたが、各芯線は個別にビニール被膜されているわけではなかった。絶縁塗料でコーティングされているようだ。
ま、そうでなきゃ、こんなに細くならないか。
これらの芯線が、プラグのどの電極に対応するかテスターで調べる。
結果、以下の図のようになっていた。
いらない芯線は切ってしまう。
同じく、メスプラグの各端子に相当する場所を調べ半田付け。
これが難しい。
髪の毛よりも細い線材を10本くらいよったものが1本になっているのだが、これが絶縁コーティングされている。このコーティングをカッターの刃で切らないように注意しながら、扱いて剝す。
ほんと、時計屋さんが使っている片目にはめるレンズがほしくなりました。
なんだかんだで、テスタで通電を確かめて、無事に終了。
なんとも忍耐のいる作業でした。