XR1000S
2007年12月25日
実家で探し物をしていたとき、たまたまカメラバックらしいものを発見した。
中学時代、父に中古の一眼レフを買ってもらい、一時期いろいろ写真を撮っていた。
今にして思えば、何も技術的な理屈はわかっていなかったものの、フルマニュアル一眼なので、露出と焦点は内臓の露出計を目安にして手で合わせなければならない。
当時は、オートフォーカス技術はなかったのが、自動露出ができてきたころ。いちおう、このカメラにも付いているが、ほとんど使っていなかった気がする。やはり、信頼できなかったのだろう。
EOS Kiss DNを買って、20年以上前になる中学時代のカメラのことは、何度か思い出すようになった。
RICHOのカメラだということは覚えていたが、機種は覚えていなかったし、ましてやレンズはどんなものを使っていたかなんて、意識になかった。
カメラ自身は、従兄弟に譲ってしまったと思い込んでいたので実家を探そうともしなかったが、偶然見つかった。クリスマスの日というのも、なんだか感激的だ。
本体そのものは小さいくせにKissより重い。
電池を入れ替えたら、ちゃんと動いた。
EOS Kiss DNに慣れてから使うと、どこもかしこも機械的な感触で、シャッター音もとても重厚だ。
レンズも、標準の50mmでF2.0から。内径52mm。明るくていいレンズだ。
骨董的にも機能的にも、すばらしいカメラではないが、ちょっとノスタルジックにでも時間があるときにフィルムを入れて、撮りにでかけてみようと思う。