2010年01月25日

『ツンデレ相対性理論』アインシュタインクラブ著/PHP研究所

このタイトルをコンビニで見た瞬間、なんだこりゃ。
「キュンキュンわかるE=mc2」
笑うしかないが、ストーリーをみると、さらになんだこりゃ。

Amazonのブックレビューより
内容紹介 新星暦2015年、誤った科学の暴走によって世界で大戦が起こり、全人類の9割が死滅。 その後、一切の科学研究が禁止する「ノーサイエンス」という国家が出現。 相対性理論は核兵器を作り出した悪魔の科学として封印されてしまった…。 ノーサイエンスの学院に通う普通の少年・鈴木タロウはある日偶然に出会ったツンデレ少女・ひかりに一目惚れし、その後を追い、秘密裏に科学を論じる反体制組織「アインシュタインクラブ」の少女たちに捕獲され監禁されてしまう。
「こいつはいいモルモットになる…。」
少女たちは彼に「相対性理論」を教えることにしたのだ……
知っておきたい現代物理学の基本である「相対性理論」をツンデレ美少女がこれ以上やさしくできないほど面白く、簡単に、キュンキュン教えます!

この作者、相対性理論を説明するのに、人類の9割を消しちゃったよ。

相対性理論の説明はわかりやすい。説明範囲は、光速が一定であるなら時間や空間が相対的であるという説明から、ウラシマ効果の原理までなので、入門書としてはちょっと物足りないかなぁ。
が、読み始めると一気に読んじゃうイキオイがある。
わざとらしすぎるツンデレや、無意味なパンチラにめげることもなく、常時高いテンションを維持。
あさりよしとおの『まんがサイエンス』(学研)と通じるものがある。

この無茶な舞台設定とストーリーは、アインシュタインの以下の言葉を軸に沿えられているからだ。

「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」
というインタビューを受けたアインシュタインが
「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります。石と棍棒でしょう。」
と答えたというもの。
(wikipedia「アインシュタインの予言」より)

光の疑問を追求していったら、原子爆弾の基礎理論になってしまい、人生の後半を悩み続けたアインシュタイン。
作者は、ギャグの形をとりながらも、科学を人類の平和のために願い続けたその思いを描くための舞台であったようだ。



sylphide_ffr31mr at 22:10コメント(1)トラックバック(0)  

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1. Posted by ナルト 最新動画   2012年06月26日 13:36
光の疑問を追求していったら、原子爆弾の基礎理論になってしまい、人生の後半を悩み続けたアインシュタイン。
作者は、ギャグの形をとりながらも、科学を人類の平和のために願い続けたその思いを描くための舞台であったようだ。

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