2005年06月11日

アニメ「となりのトトロ」の宮崎監督のイメージボードを背景にした詩集です。
宮崎監督が、中川さんへ頼んで作詞してもらったようです。映画のオープニングに
なっている「さんぽ」の詩も、この詩集に収録されています。

中川李枝子さんは、絵本「ぐりとぐら」の作者。
わたしは詩のことはよくわかりませんが、「ぐりとぐら」でも韻をふんだ言い回し
や、リズムカルが歌がたくさんでてきておもしろいです。

宮崎監督の初期イメージでは、主人公は姉妹ではなく、一人娘だったということは、
有名な話ですが。
この本に使われているイメージイラストは、その頃のものも多数使われており、
絵を隅々まで見ると興味深いです。
例えば。
・猫バス(山猫バスと呼ばれる)には、運転手がいた。(ハンドルを握っている)
・まっくろくろすけには、胴体と足があった。
など。

いろいろびっくりなことがわかりましたが、一つの映画作品を作るというのは、
ほんと、見た人が思うよりも何倍ものイメージ力が必要なんだな、と思いました。


『となりのトトロ』 詩・中川李枝子 絵・宮崎駿






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2005年06月10日

こういうパズルがあります。

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セールスマンが、ある家をたずねました。
玄関でその家の奥さんに、お子さんの人数を聞きました。
「娘が三人います」
そこで、セールスマンは、娘達の年齢を聞きだそうとします。
「娘さんの年齢は、おいくつですか?」
「3人の年齢を掛けると36になるわ」
これでは、年齢はわかりません。
奥さんは、さらにヒントをくれました。
「3人の年齢を足すと隣の家の番号になるのよ」
大急ぎで隣の住所を確認しにいったセールスマンはさらに尋ねます。
「もう少しヒントください」
「一番上の子供はピアノを弾きます」
セールスマンはぽんと手を打って、やっと年齢にあった商品を紹介しだすことができた。
さて、それぞれの娘の年齢はいくつでしょう。
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え、隣の住所が書いてない? 大丈夫、それでもこの問題は解けるのです。
ちゃんと、隣の住所もわかります。


では、以下は回答編。読む前にしばらく考えてください。












~~~3人の年齢を掛けると36になるわ~~~
第一のヒントから、3つの数を掛けると36になる組み合わせを考え
ます。
~~~3人の年齢を足すと隣の家の番号になるのよ~~~
第二のヒントから、それぞれの数を足します。

A欄:掛けて36になる組み合わせ
B欄:3つの数字を足したもの

A  : B
1. 1*1*36 : 38
2. 1*2*18 : 21
3. 1*3*12 : 16
4. 1*4* 9 : 14
5. 1*6* 6 : 13
6. 2*2* 9 : 13
7. 2*3* 6 : 11
8. 3*3* 4 : 10

ここからがポイントです。
セールスマンは、隣の住所を知っているが、読者はしりません。
しかし、セールスマンが住所を知り、その住所が仮に「16」だったと
するとどうでしょう。
上記7つの組み合わせのうち、3番目の組み合わせであることがわかり
ます。娘達は、上から順に12歳、3歳、1歳なのです。
しかし、セールスマンは、この時点で答えがわからなかったという情報が
ヒントになります。
つまり、「隣の家の住所」と同じ数値が複数あったということです。
上記7つの組み合わせのうち、5番目と6番目のどちらかが、わからなかった
と推論できます。
だから、「次のヒントを求めた」のです。

~~~もう少しヒントください~~~
~~~一番上の子供はピアノを弾きます~~~

ピアノを弾くかどうかなど、一見なんの情報もなさそうです。少なくとも年齢に
関しては。
しかし、「一番上の」という表現が、一番目と二番目の娘の年齢は異なることを
示しています。
2つ目のヒントで絞りこんだ

5. 1*6* 6 : 13
6. 2*2* 9 : 13

を見ると、5番目の場合は、一番目の娘と二番目の娘は共に6歳となり、
3つ目のヒントと矛盾します。
従って、6番目の組み合わせ、9歳、2歳、2歳が正解となります。
二人目は、双子だったんですね。

さて、なんでこんなことを思い出したかというと。
ミステリにおいて、読者に与えられる情報と、登場人物(探偵役)が得られる
情報は、同じであることがルールになっています。(叙述トリックのような
特殊な作風を除いて)
しかし、6月6日(月)で紹介した『どちらかが彼女を殺した』では、加賀刑事が
得ている情報を知らない康正が、上記と同様の推論で、正しい答えをみつける
という推理が行われています。
そして、読者も康正の推理をトレースすることで、示されない正しい犯人を
考えることを強要されます。

このへんの連想から、このパズルを思い出したのでした。





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2005年06月09日

幕張メッセで行われた「Networld+Interop Tokyo 2005」に行ってきました。
9:30に海浜幕張に到着し、まず目当ては「早期入場キャンペーン」でのAQUOS大型
液晶ディスプレイの抽選券。12時までに入場した2000人に抽選券を配り、毎
日1台当たるというもの。
しかぁし、その抽選券をどこで配っているか、広い会場では探せなくあきらめる。

10:00からは「無線LANセキュリティ」のカンファレンスを受講。
  WEPやWPAの仕組みが、ちょっとわかった気になり、非常に有意義だった。

その後、展示会を見て周り、抽選でPSPが当たる、という企画を発見。喜んで
抽選に参加するも、あえなく撃沈。

14:00からは吉村先生や砂原先生、江崎先生といった豪華メンバーでのパネルディ
  スカッション「IPネットワークの課題と展望」を聴講。
  パネルディスカッションは、講義と違い、いろいろ話題が飛び、知識的には
  得るものは少ないが、いろいろな見方があることがわかって楽しい。吉村先
  生の毒舌は、いつものとおりでした。
16:15からは「IP PhoneからIPコミュニケーションへ」。Cisco、NEC、ネットマー
  クスの方々の話。
  携帯と無線LANのDualモードをもつ端末が、N900iLの一台しか選択肢がない、
  という状況は、早くどうにかならないものかな。N900iLは、動作レスポンスが
  悪く、まったり感が耐えられません・・・・。
  内容そのものも、ふだんメール・メッセンジャー・Skypeを使っている人から
  見れば、目新しい話はなく期待はずれ。チェアマンの江崎先生の突込みが、
  一番おもしろかったところかな。
19:00からは「ShowNetテクニカルセミナー」。例年どおり、ふんだんなネットワー
  クリソースを使った、最新技術と智恵を結集したネットワークに、現実感がな
  いものの、SF的な憧れを感じる。
  ShowNetに対してDoS攻撃があるけど、微々たるトラフィックで痛くもかゆくも
  ない、というのは、エンタプライズのネットワーク管理者としては羨ましい
  限り。

先日、ビクターからヘッドフォンに内臓されたMP3プレイヤーが発売されたよう
に(理想よりは少々大きい気がするが)、携帯電話も耳に掛けるだけ、という
形態の機種が出ないものかな。
ヘッドフォン側を本体にして、電波送受信などの通話を行う。その操作系は、
電話を受ける、リダイヤル、ボリューム調整程度のボタンだけがあればいいと
思う。
番号を押す、電話帳参照、着信履歴参照、メール、web参照などの複雑な操作
系は、ディスプレイ付きのコンソールを別に用意する。ヘッドフォンとコンソー
ルは、Bluetoothででも近距離通信をさせればいいかと。
ヘッドフォン側に発信機を持ち、かつBlueTooth通信も担わないといけないので、
バッテリーの持ちがネックになりますね。ヘッドフォン形状なので、重いものを
付けられなし。コンソール系のバッテリーから充電できるなどの工夫でどうに
かならないかな。

ちゅうか、携帯電話にコードレスヘッドフォンでも挿せばいいのか・・・。





at 00:00コメント(0)トラックバック(1)技術 

2005年06月08日

いちおう技術者なので、技術っぽいことでも。
それなりの規模のプライベートネットワークとなってくると、組織内に複数のメールサーバが設置され、メールハブからローカルなメールストアサーバへ配信される構成となる。またメールハブが遠隔地で冗長化されインターネット回線障害に対しても抵抗力を持つようになったりする。メールのウィルスチェックやスパム対策などは、また別のサーバで作られて中継サーバがさらに多くなる。
こうした多段なメール経路が、冗長化経路も含めてできあがると、メールシステム管理者は一通のメールをトレースするのが、極めて難しくなる。
また、性能管理の面でも、サーバ単体でのキャパシティ不足であればわかりやすいが、「こっち方面のメールがなんとなく遅い」程度の問題認識では、ボトルネックの探索が極めて困難となる。

そこで、全体の流れをサマライズしてメールの流通量を可視化したり、特定の一通のメールを指定して、どういった経路をとおったのかを管理者がひと目でみれたりする仕組みはつくれないものかと考えてみた。

メール交換をするサーバプログラム(MTA)は、sendmailだろうとqmailだろうと、サーバ内でメールを一意に識別するメッセージIDを付与する。このメッセージIDは、メール送信元からSMTP配送されたときにサーバ内部で決定し、送信元メールサーバに「このメッセージIDで受け取った」というレスポンスを返す。
これにより、送信元メールサーバは、自分のメッセージID"A100"のメールは、配送先サーバでは"G550"というIDで受け取られた、というログを残す。この関係から、メッセージIDの連鎖で、トレースは理論上可能となる。

さて、組織内のメールサーバのリストと、その関係をデータベース化しておき、各メールサーバは自分が送ったメールのメッセージIDと、送信先のメールサーバで受け取られたメッセージIDを、リアルタイムでデータベースに送ってやれば、すべての組織内のメールのトレースは可能なはずだ。
短いメッセージを高速に送るには、SNMP Trapかsyslogでも使えばいい。(maillogを解釈すればいい?)
データベースとその管理アプリケーションでは、メールサーバ間のメール流通量をカウントし、量に応じてサーバ間の線の色なり太さなりを表現してやれば、組織内のメールトラフィックの全体傾向がみえてくる。エラーメールの発生率などがみえても面白い。しかもリアルタイムにだ。
また、送信日時、送信者アドレス、受信者アドレスから、経路を調査したいメールを特定し、そのメールのとおった経路を矢印などで表現することもむずかしくないだろう。

さらに、想定外のサブドメインをつけたメールなどが、エラーになったり、行方不明になったりすることはよくある。たいてい、どこかのメールサーバでMXに記載のないサブドメインの処理の設定が間違えていたりすることだ。こうしたメールの行方をトレースし、原因究明するのも容易になる。

データベース性能や、可視化プログラムの負荷や遅延など、なにも想定せずに夢だけ書いてみたが、こうしたメッセージID蓄積、分析、評価、管理システムを、誰か作ってくれないかな。

プログラム実装力のない技術者でした・・・。





at 00:00コメント(0)トラックバック(0)技術 

2005年06月07日

『2001年宇宙の旅』からつづくオデッセイシリーズ第3作が読了。2010年で活躍したフロイド博士が、100歳の年齢を越え再び宇宙に旅立つ。今度の目的地はハレー彗星。しかし、事件がおこり、ミッションが変わった・・・。

2001年から続くモノリスの謎、ボーマン船長はどうなったか、木星の衛星エウロパが人類にとって不可侵な理由など、さまざまな謎が解き明かされ、非常に満足のいく作品。
これほどの科学知識を70歳を越えた作者が消化し、作品に昇華させるエネルギーと知力には感服します。

積ん読になっていた『3001年』を本棚からひっぱりだしてきました。
シリーズ最終巻『3001年終局への旅』で、1000年後の世界・科学技術をどう描くか、いやがおうにも期待が膨らみます。

『2061年宇宙の旅』 アーサ・C・クラーク/早川文庫





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